2016年12月11日日曜日

「記憶探偵と鍵のかかった少女」観た



ラノベみたいなタイトル、まぁ嫌いじゃないよ……
でも内容は……サイコスリラーというか、ミステリーと言っていいのか、
SFというか、うーん。
原題は「Mindscape」らしい。

恐らく観た人はみんな、
「主人公が全然仕事してないじゃないか……!」
と思うのではなかろうか。
それが許せるかどうかで
この映画の評価が分かれるんじゃないかと。

たしかに主人公の記憶探偵は
ベテランで難事件を解決するデキる男という設定みたいだけど、
奥さんを亡くしてしばらく仕事を休んでいて
金欠になってしまったため復帰し、
しかも久々の仕事が
亡くした奥さんと同じ名前の少女に関するものだったということで
弱った精神で一生懸命やってたつもりなのでしょう。
大目に見てあげたい。(何様)

しかしコピーに「思い込みを捨てろ」とか書いてあるんだけど
主人公に「お前がな!」と言いたくなること請け合い。
せっかくヒントになりそうなものを与えられたのにきちんと調べず
最後の最後で気づいて「!」とかなってて
全然チェックしてなかったんかーい!ってツッコみたくなる。

でも、それこそが犯人の能力というか。
そうじゃなきゃこんなに事件は起こっていないのです。はい。

記憶探偵というのは、
人の意識に入り込み、記憶を見る能力を持っている人。
組織的職業として成り立っており、
その読み取った記憶は
物的証拠などの確実なものより弱いものの
裁判などではきちんと考慮される……という設定。

食事を摂らなくなった、アナという16歳の少女の
精神的要因を探るという簡単な仕事のはずが、
少女の記憶を見ていくうち
いろいろな事件のにおいが……
真相を探るべく、主人公は頑張るのだけど、
アナの話を信じると
周囲が嘘をついてアナを陥れようとしているように感じ、
周囲を信じるとアナが嘘をついているか、あるいは人格障害か。
どんどん深みにハマっていく、という感じのストーリー。

正体不明の男や、アナの幻影のようなものが
何度も出てきて、
あれ、これってホラー映画だったっけ? とちょっとビビりましたが
最後まで観て、あーそういうことね、と。納得。
ホラーじゃなかった。
やめてよ怖くてシャワーとか浴びられなくなるから……

「外には出てないんだろ??」と
主人公がアナに訊いたときの絵とかね……
なるほどね~。

ツッコミどころはありますが、
少女の美しさと、全体の謎っぽい雰囲気は
よかったんじゃないでしょうか。

全ては最初から始まっていた、とだけ。

追記- - - ✂ - - -

Blu-ray借りたら、未使用シーンが大量に収録されてた!!
なんとなく展開早すぎるなと思ったり
フラッシュバックのようなところで聞いたセリフが
回収されてないような気がしてたのも
未使用シーンで説明があるじゃないか……
ちょっとカットしすぎたのでは??
動機に繋がる話もあったし、
私が「ヒントになりそうなものを与えられたのに
きちんと調べず……」と書いてたことも
実は調べようとしてて、核心に迫ろうとしたら
何かで中断せざるを得なかった、みたいなシーンがあった。

よくBlu-rayに収録されてる未公開シーンって、
たしかにこの場面必要ないかもね、
ストーリーに全然支障ないねっていうシーンしか入ってないものなのに
この映画の未使用シーンは「あ、そんな裏話があったの!」という感じ。



2013
監督:ホルヘ・ドラド


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