監督が無名時代に書いた脚本を、
25年経ってそのまま映画にしたそうです(Wikipediaより)。
ミュージシャンになる夢を諦めた冴えなくてイタイ男が、
仕事もできず社内でイジメのような仕打ちを受け、
被害妄想なのか現実なのか、周りの全ての人から否定され笑われる毎日を送っている。
帰宅して、ギターを弄りながら小さな亀に話しかけるときだけ生き生きしてる。
コメディに見せかけて、現代の生きづらさを表現した社会派映画か?と思っていると
いきなり年少向けの人形劇みたいなものが始まり、
本編として人形と西田敏行の絡みが大真面目に進行していくので
観ている私は混乱。
この映画は大人向けなのか? 子供向けなのか??
どうしても人形やロボットのような玩具が普通に喋る光景は
Eテレの幼児番組のイメージが強くて……
しかし実際に「人形やロボットが喋る」という設定の非現実のストーリーなので
違和感を覚えながらも、見続けるには設定を受け入れるしかない。
西田敏行演じる謎のオッサンが、
主人公と生き別れた亀に、謎の、魔法の?飴を食べさせると
亀は徐々に巨大化していく。
それは(飼い主・持ち主の)夢を叶える飴で、
主人公の「ビッグになりたい」という夢が影響してるっぽい。
正直言うと全体的に茶番というか、くだらない(笑)のだけど
多分そういう「くだらない笑」と構えずに観られる映画を目指して作っ……
たんだと……思う 多分 多分ね(違ったら申し訳ない……)
でなければ巨大化する亀はもうちょっとリアルに作るだろうと思うし…………
巨大化してるのに声が高いまま(亀、歌います)なのも違和感ありありだし…
あまりにご都合主義というか、
主人公にとってすんなりトントン拍子あれよあれよという間に展開されすぎて
そのあれよあれよ感を楽しむ映画なのかなって……
そして、そうやって軽い気持ちで観ていれば、
「あ、そういうことかい! やられたぜ~」となる部分もあるでしょう
主役の長谷川博己さんが、冴えない男→調子に乗る男に変化する様は見事……
歌も上手い
あと人形劇にちょっとヒいてしまっても
実は声の出演が星野源さんだったり中川翔子ちゃんだったりするので
お聴き逃しのないように……
2015
監督:園子温
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